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成城石井の上場を検討!M&Aが成功した理由などを解説します!

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コンビニエンスストア大手のローソンが、100%出資のスーパーマーケット子会社である「成城石井」の東京証券取引所への上場を検討しています。
ローソンは早ければ年内にも上場を申請する予定だ。
成城石井は、小田急電鉄の成城学園前駅前で果物店としてスタートし、1976年にスーパーマーケットに転換、1988年にチェーン展開を開始した。
レインズインターナショナルの完全子会社となった後、2011年に三菱商事系の投資ファンドである丸の内キャピタルに400億円で売却された。
当時は、伊藤忠商事や丸紅も買収に関心を示していた。
ローソンは2002年に550億円の入札額を提示した。
三越伊勢丹ホールディングスやイオンも買収に名乗りを上げ、三つ巴の争いの末、ローソンが三越伊勢丹に勝利した。
三越伊勢丹は、当時経営難に陥っていたクイーンズ伊勢丹を再生させるために「この買収を起爆剤にするつもりだった」
と言われているが、この計画は頓挫してしまった。
結局、クイーンズ伊勢丹は、2006年に丸の内キャピタルに売却された。
成城石井の最近の業績は好調で、2007年2月期に875億円だった連結売上高は、2009年2月期に1000億円を突破して1036億円となり、2010年2月期は5.9%増の1097億円となった。
営業利益も7.6%増の122億円と、4期連続の増益となった。
自己資本比率は70%を超えるなど財務体質は健全で、上場時の時価総額は2000億円を超える見込み(金融筋より)。
ローソンは上場後も一定の持株比率を維持する方針だが、その比率は50%以下にとどまる見込み。市場関係者の間では、ローソンは上場で得た資金をコンビニエンスストア事業の新たな成長への投資や自社株買いに充てるとの見方も出ている。
成城石井は、フランチャイズ店舗を含め201店舗を運営しています。
成城石井は上場後、出店戦略を加速させるとみられるが、現在、岡山県以西と宮城県以北の「無人地帯」での出店拡大に苦慮している。
市場関係者の中には、これらの地域には大きな成長余地があるとの見方もある。
成城石井とても良い戦略だと思います。
ディスカウントではない高価値商品を販売するのはコロナ禍でヒットしたと思います。
しかしローソンはこれで巨額の利益を手にしましたね。
買収が上手くいったケースだと思います。