「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術」というタイトルで、まさに今自分が必要としているものだと思い、予約して購入、読了しました。著者の話を読むと、パワハラを受け心身に不調をきたしても、まだ努力が足りないだけとか、まだ頑張れるとか、無理をしてしまっていたようです。わたしも会社勤めをしていたころは、出来ないと思う仕事でも断らない、断れないし、最後までやり遂げるのが当たり前だと思っていました。しかしこんなことを続けていても精神を病むだけです。著者も我慢し続けてメンタルダウンしたところから再起までのお話ですが、最強の技術とは「やばくなったら、自分のことを守って危険を回避できる」「いつも自分の気持ちに正直に生きる」「どんなときでも自分の人生の舵取りができる」ことをあげています。はっとしたのは、もっと自分の気持ちにフォーカスして、大切にしようということ。人の気持ちを考えるのは大切、だけど、他人にどう思われるか、まで考えてしまうと、ただつらくなるだけだと。そうですよね、人の気持ちなんて、絶対にわからないしコントロールできないから。もっと自分にやさしくなれれば余裕ができてくると思うので、我慢ばかりするのをやめようと思えました。これからも手元に置いて置きたい本となりました。