身体障害を持っていて、車椅子を使用している皆さんは、京都や奈良など階段や段差の多い歴史建造物の観光に階段や段差を気にすることなく、健常者の友人たちと一緒に周りたいと思ったことのある方は多いと思います。
そこで開発されたのが「Scalevo」です。この車いすはチューリッヒ工科大学やチューリッヒ芸術大学の10人の学生によって考えられた未来の車いすです。
「Scalevo」は普通の2輪に加えてキャタピラが付いていて階段を登ることができます。
階段に差し掛かるとセンサーが階段の幅を感知し、手元の操縦かんでスピード調節するだけで階段を登ることができます。
そして、バックモニターが付いていて後ろを確認しながら運転することができるので、介助者がいなくても安心して運転することができます。
「Scalevo」はプロトタイプ(少数)で現在、製品化に向けて開発が進んでいます。
もし、近い将来、「Scalevo」の車いすが普及して、世の中が変わったら良いと思います。
そうすれば、身体障害を持っていて、車椅子を使用している皆さんが町のバリアフリーを気にすることなく、ひとりで、また健常者の友人と歴史的建造物の多い観光地などいろいろな場所に出かけることのできる明るい未来が「Scalevo」登場によって近づいてきている感じがしませんか?